【初心者向け】クレジットカードの使い方!基本的な流れから注意点までを徹底解説

日付:2019-06-17  カテゴリ:クレジットカードの基本

クレジットカードの申し込みを済ませ審査に通り、カードが手元に届いていざ使おうと思った時、使い方が分からずに不安に思われている方は多いのではないでしょうか。

既に手元にカードが届いている人だけでなく、これからはじめてクレジットカードの申し込みをすることを検討されている方にとっても、安心・安全に利用できるように、クレジットカードの使い方について基本的な流れから注意点まで徹底解説します。

クレジットカードを使う前にチェックするべき3つのポイント

クレジットカードの申し込みを済ませて手元にカードが届くまでは、一般的には1週間から10日ほどとされています。

手元に届いたクレジットカードを使う前に、チェックするべきポイントは3つです。

これら3つのポイントをまずは確認することから始めてみましょう。

①カードの裏面に直筆でサインをする

カードの表面に表示されている氏名に間違いがないことを確認したら、裏面のサイン欄に直筆でサインをしてください。

サインする際は、消えないようにボールペンや油性ペンで書きましょう。

直筆のサインが書かれていないクレジットカードは原則として使えないだけではなく、盗難や紛失時に補償が受けられなかったり、不正利用されたりする危険性があります。

手元にカードが届いたら、「まずはサインする」ということを忘れないでください。

②支払日・限度額を確認しておく

支払日はクレジットカード会社によって異なるため、各クレジットカード会社から渡される会員規約やwebサイトにて確認しましょう。

限度額は、利用枠や利用可能枠ともいわれ、限度額を超える利用はできません。

支払日や限度額を確認しておかなければ、支払日に指定の銀行口座から引き落としができない、限度額を超えていることで使いたい時に使えないといったトラブルが起きてしまう可能性があります。

③引き落としのかかる銀行口座の残高を確認する

クレジットカードを作る際には、名前や年齢、職業の他にも、引き落とし用の銀行口座を指定するのが一般的です。

この時に指定した銀行口座から、利用した金額が引き落とし日に引き落とされます。

そのため、支払日までに銀行口座の残高を確認し、足りない場合は入金しておかなければなりません。

いくら引き落とされるのかは、事前に郵送やメール、webサイトで確認できます。

引き落としされる時間は金融機関によって異なるため、引き落とし日当日ではなく遅くとも前日までに入金を済ませておきましょう。

店舗でのクレジットカードの使い方

クレジットカードを使う準備が整ったら、さっそく店舗でクレジットカードを利用してみたいと思う方も多いでしょう。

クレジットカードや電子マネーの普及によってキャッシュレス化が進み、クレジットカード決済が利用できる店舗は年々増えています。

ここからは、店舗でのクレジットカードの使い方をご紹介します。

はじめはコンビニのレジがオススメ

クレジットカード払いに対応しているお店はたくさんありますが、カード初心者にとっては、どこのお店ならば使えるのかを判断することは難しいという場合もあります。

そこで最初に使うお店の1つとしてコンビニエンスストアがオススメです。

コンビニエンスストアをオススメする理由は、何といってもクレジットカードでの支払いが簡単に完結するからです。

支払いの際、レジにいる店員さんにクレジットカードを差し出し「カード払いで」と伝えるだけで支払いが完了します。

カードが使用できるか確認する

カードが使用できるお店には、使用できるカードの種類に関しての案内プレートが置かれていたり、シールが貼られていたりするため、聞かずとも目視で使用できるか否かを確認できる場合もあります。

もちろん、店員さんに直接聞いて確認するのも良いでしょう。

キャッシュレス化が普及しているとはいえ、すべての店舗で使用できるわけではありません。

会計時、いざ支払いをするという場面でクレジットカードが使えないことがわかり慌ててしまうことのないように、事前の確認が必要です。

支払いの回数を選択する

差し出したクレジットカードを手にした店員さんから、「お支払い回数は?」と声を掛けられることもあるでしょう。

支払いの回数は一括払いと分割払いがあります。

「一括払い」は支払日に一度に支払う方法で、「分割払い」は指定した回数に分割して支払う方法です。

支払い方法は会計の都度選択できるので、高額な支払いの時は分割にするなど、都合に合わせて使い分けると良いでしょう。

店舗によっては一括払いにしかできない場合もあるため、その点は確認が必要です。

暗証番号の入力またはサインをする

選択した支払い方法が店員によってレジに入力された後、IC端末への暗証番号の入力または店側の控えとなるレシートにサインを求められます。

これは、本人確認のために行われます。

暗証番号の入力もサインも不要な場合もあります。

それは前項でご紹介したように、コンビニなど、事前にクレジットカード会社と店舗との間で、サインレス決済の契約が結ばれている場合です。

サインレス契約とは、一定の金額以下ならば暗証番号の入力もサインも不要というクレジットカード会社と店舗との間で定められた契約です。

クレジットカードをネット通販で使う場合

実際の店舗だけでなく、インターネット通販を利用してショッピングをする人も多いでしょう。

インターネット通販でも、多くのサイトがクレジットカード決済を受け付けています。

クレジットカード決済ができれば、請求書が届いてから銀行やコンビニに振り込みに行く手間を省くことができるため、多くの人が利用しています。

カード番号とセキュリティコードを確認しておく

ネット通販でクレジットカード決済を行うには、カードに表示されているカード番号とセキュリティコードが必要になります。

カード番号の桁数は16桁の場合が多いですが、クレジットカード会社によって14桁や15桁の場合もあります。セキュリティコードは、一部のカードを除いては裏面のサイン欄の部分に表示されています。

カード番号やセキュリティコードを確認する際、メモ紙などにメモをしておくことは流出を防ぐためにも避けましょう。

クレジットカードをネット通販で使う時の流れ

手元にクレジットカードを準備してから操作を始めましょう。

一般的には、支払い方法でクレジットカードを選ぶと、カード番号、カード名義、有効期限、セキュリティコードを入力する画面が表示されます。

必要事項を入力すると決済ができる状態となります。

今後も利用する予定のお店や普段から利用頻度の高いお店は、これらの情報をあらかじめ登録しておくことで次回からの決済がスムーズです。

クレジットカードを使う時に覚えておきたいこと

はじめてクレジットカードを使う時は、わからないことだらけで不安や緊張を感じる方もいるかもしれません。

そこで、安全に利用するために覚えておきたい使用時の大切なポイントを3つご紹介します。

暗証番号を忘れた場合

設定したはずの4桁の暗証番号を忘れた場合でも、暗証番号を入力する代わりにサインをすることでカード決済はできます。

恥ずかしがらずに「サインで支払います」と申し出ることで、サインによる支払いに切り替えてもらうことが可能です。

暗証番号を忘れた状態のままでもカード決済はできますが、不便に感じることがあったり、セキュリティー上のリスクが懸念されたりという点からも、速やかにカード会社に連絡をして暗証番号を確認しましょう。

カード会社によっては、会員専用webサイトで確認ができる場合もあります。

分割払いとリボ払い

「分割払い」は言葉からも想像できるように、回数を決めて分割して支払うことで、支払い終了予定が明確な支払い方法です。

「リボ払い」はあらかじめ自身で支払い金額を設定することで、月々の支払金額を一定にできる支払い方法です。

どちらの支払い方法も支払い調整ができるので便利な方法といえますが、別途手数料がかかります。

また、カード会社によっては分割払いの有無や利用できる回数が違うため、確認が必要です。

web明細の活用

ほとんどのクレジットカード会社は、カード専用のオンラインサイトへ登録することで利用明細が見られます。

利用明細をwebで確認できるようにする「ペーパーレス化」は、利便性の面だけでなく、環境面にも配慮された取り組みです。

データ管理することで、明細書の破棄する手間もなくなる上に、破棄する際の個人情報の取扱いに気を使うこともなくなります。

Web明細を活用すれば、スマートフォンやパソコンで、いつでも、どこでも簡単に利用状況をチェック可能です。

クレジットカードを使う際に注意すべき点

クレジットカードは利便性が高いという一方で、使う際に注意を払わなければ思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。

そのようなトラブルに巻き込まれないためにはどのような点に注意しカードを使用すべきかを、事前に確認しておきましょう。

カード情報の悪用

クレジットカードの情報は、フィッシング詐欺やウイルス感染、スキミングなど、さまざまな手口で盗み出される可能性があります。

実在する企業になりすまして案内やサポートを装ったメールを送ってきたり、本物そっくりに作られた偽のネット通販サイトにカード情報を入力させたりして騙し取るなど、その手口は巧妙です。

カード情報を守るためには、どのような手口で情報が漏洩し悪用されるのかを知り、常に細心の注意を払う必要があります。

カードの紛失

他人の手に渡る可能性があるカードの紛失は、不正利用にもつながる可能性があります。

カードの紛失に気がついたら直ちに利用停止の届け出をしましょう。

紛失や盗難の受付窓口は各カード会社で、基本的に24時間年中無休で行われています。

一旦利用停止の届け出をしたクレジットカードは使用できなくなるため、万が一見つかったとしても新しいカードを再発行してもらうことになります。

再発行されたカードはカード番号が変わるため、カード情報を登録しているネット通販サイトがあれば変更手続きが必要です。

暗証番号の取り扱い

暗証番号の取り扱いは慎重になるべき点の1つです。

安易に誰かに教えたり、推測されやすい生年月日や電話番号、番地などといった分かりやすいものにしたりしないようにしましょう。

また、暗証番号を覚えておくことが難しいからといって、メモに書き残すことも避けた方が良いです。

現時点で推測されやすい暗証番号を設定している場合は、すみやかに変更することをおすすめします。

利用明細の確認

利用明細を確認することは、銀行口座からの引き落とし日に合わせて入金するためという目的もありますが、領収書の内容と相違が無いことを確認したり不正利用といったトラブルを見つけたりするためでもあります。

計画的にクレジットカードを利用するためにも、利用明細のチェックは欠かせません。

覚えのない引き落としがないかこまめに確認することが大切です。

クレジットカード会社によっては、紙以外にもweb上やアプリで利用明細が確認できる場合も多く、いつでも手軽にチェックができます。

まとめ

クレジットカード払いにすることは、ポイントが付与されたり割引を受けられたりと、メリットがたくさんある一方で、支払時に現金が財布から出ていかないため、支払い能力以上に利用してしまう可能性もあることがデメリットとして挙げられます。

メリットもデメリットもきちんと理解した上で、クレジットカードを上手に活用しましょう。