日付:2019-06-19 カテゴリ:クレジットカードの基本
クレジットカードの限度額と聞くと、「毎月カードを利用できる金額」と思ってる方も多いと思います。
しかし、答えはNOです。クレジットカードを利用する上で、限度額と利用可能額という言葉があります。
今回は、クレジットカード初心者の方やあまり利用されてない方にもわかりやすく、限度額と利用可能額との違いについて解説していきましょう。
クレジットカードの限度額とは、「カードをいくらまで使えるか」という金額になります。 利用限度額やカード利用枠などとも言いますが、同じ意味になります。 つまり、限度額は範囲内なら、自由に使える金額ということになります。
クレジットカードの限度額は、最初にカードを申し込んだ時、審査によって決まっています。
などによって決まってきます。
以上が、おおまかな目安となっています。
自分の持ってるカードの限度額を確認するには、 カード発行時や毎月の利用明細、アプリやWEB上での確認、の方法があります。
クレジットカードの利用可能額とは、「今現在、あといくらまでカードを使えるか」という金額です。
利用可能額=限度額-利用額
例えば限度額50万円のカードを10万円利用したとすると、残りの40万円が利用可能額となります。 当然ですが、カードを利用すればするほど、利用可能額は減っていきます。
限度額は月額制ではないため、利用可能額は、毎日の利用額に応じて増減します。 減ってしまった利用可能額を元に戻すには、カード会社への支払いが必要となります。 つまり、カード会社への支払いが終わらない間は、カードの利用可能額は減ったままになっているということです。
カード会社には、利用額の締め日、支払い日が設定されています。 カードによって違いますが、 毎月末締めの翌月27日払い、毎月15日締めの翌月10日払い、といったかんじです。
たいていのカードは、締め日から支払い日までが1ヵ月程度はあります。 締め日から支払い日までの間は、利用可能額が減ったままですので、限度額いっぱいまでカードを使うことはできません。
限度額50万円の毎月末締めの翌月27日払いのカードの例で考えてみましょう。
限度額50万円のカードで、1ヵ月に50万円の利用をしたとすると、
限度額50万円-利用額50万円=利用可能額0
翌月の27日以降にならないと、カードの利用ができないということになります。。。
限度額50万円のカードで、1ヵ月に40万円の利用をしたとすると
限度額50万円-利用額40万円=利用可能額10万円
翌月の27日までは、カードを10万円分までしか利用できないということになります。
おおざっぱに言ってしまいますと、締め日から支払日までに約1ヵ月間のタイムラグがあるため、限度額を毎月いっぱいいっぱい使うことはできないのです。 ですから、自分のカード利用可能額を把握して、計画的にカードを利用することが大切になります。
利用可能額の確認方法といしては、カード利用明細で確認、カード会社への電話で確認、WEBやアプリ上で確認、の方法があります。
カードを限度額まで使って、利用可能額が0になってしまった場合の対処法は以下の3通りが考えられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
カード会社指定の支払い日よりも前倒しで、支払い額を返済することで利用可能額を回復させる方法です。カード会社に電話して、カード会社の銀行口座へ振り込むのが一般的になります。
カードの限度額を増やすことで、利用可能額を広げる方法です。 増枠の申請には2パターンあります。
どちらもカード会社による審査が必要となってきます。 WEBサイトで申請できる場合もあります、カード会社に電話して、利用可能額を増やす申請をするのが一般的です。
カードを新たに申し込むというのも一つの手段です。繰り上げ返済は、一時的な資金が必要になりますし、カードの増枠にも審査が必要です。
今ですと発行スピードの速いクレジットカードがあり、最短で即日発行可能なカードもありますので、急ぎでカードが必要な場合には、新しいクレジットカードを申し込むのが手っ取り早いかもしれません。
オンラインショッピング、公共料金の引き落とし、街中でのショッピングなど日々の生活や海外旅行で必需品のクレジットカード。便利なクレジットカードですが、使いすぎてしまって、思わず利用可能額をオーバーしてしまう場合もあります。 限度額と利用可能額を正しく把握することで、快適なクレジットカード生活を送るようにしましょう。