使って得するETCカード

日付:2019-07-10  カテゴリ:クレジットカードの基本

車に乗ったまま高速道路の料金所を通過できるETC。 現金で払うよりも料金が安くなり、クレジットカード払いにすることでポイントも貯まるETCカード。 お得なだけでなく、料金所での混雑を回避できるという点も大きなメリットです。 今回はあらためてETCカードの基本からみていきましょう

ETCとは

ETCとは、車に装着した車載器と料金所のゲートで無線通信を使って、自動的に料金の支払いを行い、ノンストップで料金所を通行することができるシステムです。 車に装着した車載器にETCカードを入れることで、高速料金の支払いを自動的にETCカードで行います。

国土交通省の調べによると、ETCの利用率は90%を超えています。ETCは英語のElectronic Toll Collection Systemの略です。

ETCカードの種類

ETCカードは大きく分けて2種類あります。クレジットカード型のETCカードとクレジットカードを必要としないETCパーソナルカードです。

ETCパーソナルカードはデメリットが多い

ETCパーソナルカードは高速道路株式会社が発行する保証金方式のETCカードになります。 クレジットカードを用意する必要のないETCパーソナルカードですが、不便な点が多いのも欠点です。

  • カード1枚あたり1,234円(税込)の年会費がかかる
  • 有料道路の月平均利用額の5倍のデポジットが必要(最低20,000円)
  • 未決済残高がデポジットの80%を超える場合に利用停止されてしまう
  • ポイント還元がない

年会費がかかってしまったり、デポジットが必要だったりと何かと面倒な点が多いです。 デポジットも利用額に応じて、さらに追加しなくてはいけないのでいちいち利用額を気にしなくてななりません。 どうしてもクレジットカードを作りたくない方、クレジットカードを作れない方以外は、ETCパーソナルカードを作るメリットは一つもないでしょう。

作るならクレジットカード型のETCカード

クレジットカード型のETCカードは、もちろんデポジットも不要ですし、高速料金がクレジットカードからの引き落としとなるので便利でラクですね。もちろんクレジットカードのポイントもつくのでおトクです。 クレジットカードによっては、ETC利用料金のポイント還元が2倍になるなどさらにおトクです。

クレジットカード型のETCカードは大きく分けて2種類あります。

  • クレジットカード一体型のETCカード
  • クレジットカードの分離型のETCカード

それぞれのメリット、デメリットについて説明していきます。

クレジッがトカード一体型のETCカード

クレジットカードとETCカードが1枚になったカードです。 2つの機能が1枚のカードにまとめられているので、お財布の中身がスリムになり、管理しやすいです。 1台の車を複数人で共有している方や、レンタカーをよく使う方など、車載器から毎回カードを取り出す必要のある方には一体型がオススメです。

車載器への挿入、取り外しを忘れる恐れがあるのがデメリットでしょうか。 カードを挿し忘れたままETCゲートに入ってしまうと、混雑を避けるどころかゲートが開かずに混雑の原因になってしまうことも...。 また、万一、ETCカードが盗難にあってしまうと、クレジットカード自体の不正利用の恐れもあります... 毎回確認することが大切ですね。

クレジッがトカード分離型のETCカード

クレジットカードとETCカードが別々になったカードです。 カードが2枚になるので別々に管理する必要がありますが、自家用車で使用する場合、ETCカードを挿しっぱなしにできるのが最大のメリットでしょうか。

いちいち車載器への挿入したり、取り出し忘れの心配はなくなります。万一、盗難されてもETC料金しか利用されることはありません。 クレジットカードからの紐づけで発行されるため、ETCカードの利用分についてももちろんポイント還元を受けることができます。

ETCを使うメリット

どのタイプのETCカードを持つかは、自分の生活スタイルから便利な方を選ぶと良いでしょう。ETCは、高速道路の料金所をノンストップで通れるだけでなく、高速料金の割引、クレジットカード型であればさらにポイント還元とメリットがいっぱいです。