信用情報機関JICCとは

日付:2019-07-22  カテゴリ:クレジットカードの基本

クレジットカード申し込み時の審査には、信用情報機関への個人の信用情報の照会があります。今回は信用情報機関の一つであるJICCについて調べてみましょう。

JICCとは

JICCは正式名称が株式会社日本信用情報機構といい、貸金業法に基づく指定信用情報機関となっています。

1972年以降、いくつかの情報機関が合併などを繰り返し、2009年に現在の社名になっています。 会員としては消費者金融など貸金業者が多いので消費者金融系の信用情報機関と一般的には考えられています。

FINEと呼ばれるネットワークでCICとの情報交流を行っていたり、CRINと呼ばれるネットワークでCIC・KSC(全国銀行個人信用情報センター)とも情報交流を行っています。 消費者金融系の信用情報機関とはいえ、上記の情報交流ネットワークによって、クレジットカードの審査にも当然、JICCの信用情報は関わっています。

JICCの役割

JICCは、加盟する会員会社から登録される信用情報を、管理・提供しています。 JICCが持つ信用情報は、本人を特定する情報とクレジットカードやローンなどの契約内容、支払い状況などに関する情報があります。

JICCの信用情報の保存期間

  • 本人を特定するための情報(氏名、住所、生年月日、勤務先など)…契約内容に関する情報等が登録されている期間
  • 契約内容に関する情報(契約の種類、貸付金額など)…5年
  • 返済状況に関する情報(入金日、残高、完済日、延滞など)…5年
  • 取引事実に関する情報(債務整理や強制解約など)…5年
  • 申し込みに関する情報(氏名、生年月日など)…6ヵ月