銀聯カードとは/中国発の国際ブランドを解説

日付:2019-08-05  カテゴリ:クレジットカードの基本

中国発祥の銀聯(ぎんれん)カード。日本人にはまだ馴染みは無いかもしれませんが、発行枚数では世界一のクレジットカードのブランドになります。

中国人観光客の「爆買い」などと呼ばれたりしていましたが、使っていたカードの多くは銀聯カードになります。 今回は、銀聯カードについてみていきましょう。

銀聯(ぎんれん)カードとは

銀聯カードとは、中国で発行・普及しているデビットカード・クレジットカードのこと。 簡単に言うと、中国版のカードの国際ブランドが銀聯です。

英語表記で表すと、Union Pay(ユニオンペイ)となります。 発行枚数は60億枚を超えています。

中国では、2,000万店以上の銀聯の加盟店があり、大都市はもちろん地方都市でもどこでも使えるようになっています。 今では、銀聯カードは、VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DinersClubと並んで6大国際ブランドと呼ばれたりもしています。

銀聯カードはほとんどデビットカード

銀聯カードはVISAなどと同様に国際ブランドと呼ばれるようになりましたが、発行されるカードのほとんどはデビットカードとなっています。

銀聯カードは、2002年に中国の中央銀行である中国人民銀行が主導して、中国国内の銀行を中心として設立された中国銀聯が発行しています。 中国銀聯の設立で、中国国内でバラバラだった、金融機関のシステムやルールを統一できるようになりました。

そういった経緯から、中国国内の銀行で口座を開設すると、銀聯ブランドがついてきてデビットカードとして使えるようになります。 つまり、中国で銀行口座を作ると、イコール銀聯カードを作るということになります。

まとめ

中国国内ではVISAやMasterCardなどよりも銀聯カードの方が使えますが、世界的にみるとまだまだ他の国際ブランドよりも使い勝手は良くないです。

中国への長期出張や、中国での滞在が長い方には銀聯カードはおすすめできます。 日本国内でも三井住友カードや三菱UFJニコスなどが銀聯カードを発行していますので、中国へ出かける際には作ってみるのもいいですね。