日付:2019-08-06 カテゴリ:クレジットカードの基本
クレジットカードには、プロパーカードと提携カードと呼ばれる2種類のカードがあります。 一般カードやゴールドカード、プラチナカードといったカードのグレードの名前とは全く別の意味を持つプロパーカードという言葉。
プロパーカードという言葉自体を聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、プロパーカードとは何かについて、みていきましょう。また、プロパーカードと提携カードとの違い、それぞれの特徴についても解説していきます。
プロパーカードとは、クレジットカードの国際ブランドが自社で直接発行しているクレジットカードのことです。 JCB、AMEX、DinersClubが直接発行しているカードのことになります。
5大国際ブランドVISA、MasterCard、JCB、AMEX、DinersClubありますが、国際ブランドのうち、VISAとMasterCardは決済サービスを提供している会社で、自社でクレジットカードの発行を行っていません。
ですから、プロパーカードというと、VISA、MasterCardは含まれずに、JCB、AMEX、DinersClubの3つが自社で直接発行しているカードになります。
JCBでいうとJCB一般カードやJCB CARD W、AMEXでいうとアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードといったカードになります。
実は、先ほど説明した本来の意味でのプロパーカードという言葉は、現在ではほとんど使われていません。
現在では、一般的にはプロパーカードというと、カード発行会社が、他の企業などと提携せずに、自社で発行するクレジットカードのことを指しています。
例えば、三井住友カードの発行する三井住友カード、クレディセゾンの発行するセゾンカード、楽天カードの発行する楽天カードなどがプロパーカードと呼ばれています。
提携カードは、カード発行会社が他の企業と提携して発行するカードのことです。 プロパーカード以外は、すべて提携カードになるということです。 例えば、コンビニの名前や薬局の名前が入ったカードなどが提携カードになります。
提携カードとして有名なのは、例えばANAカードなどどが有名です。 ANA VISAカードは、三井住友カードとANAが提携していますし、ANAアメリカン・エキスプレス・カードはAMEXとANAの提携カードということになります。
プロパーカードと提携カードの違いについて、ここからはその特徴についてみていきましょう。
ざっくりと挙げるとプロパーカードと提携カードの特徴は、上記のような感じになります。
プロパーカードはカード会社のサービスをフル活用できますが、提携カードだと受けることができないサービスもあります。 提携カードは、提携先のサービスを充実させている反面、プロパーカードよりもカード会社のサービス水準が抑えられる傾向にあります。
もちろん、プロパーカードもその発行会社によって、サービス内容やステータス性などが変わってきます。
ここまで、プロパーカードと提携カードの違いについてみてきました。
ある特定のお店やサービスをよく使うのであれば、その提携カードを作り、まんべんなくサービスを受けたい場合にはプロパーカードを作る。といったように、カードを作り分け、使い分けをすることで、おトクにクレジットカードを使っていきましょう。