日付:2019-08-09 カテゴリ:クレジットカードの基本
海外旅行や海外出張へ出かける際に加入する海外旅行傷害保険。海外での病気や事故などの補償をうけることができます。 海外ではちょっとした病気やケガの治療でも多額の費用がかかってしまう場合がありますので、海外へ行く際には必ず加入すべきものだと言ってもいいと思います。
クレジットカードには付帯サービスに海外旅行傷害保険がついているものがあります。 今回は、クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険についてみていきましょう。
海外旅行へ出かける際に必須となっている海外旅行傷害保険。
アメリカやヨーロッパをはじめ、ほとんどの海外の国々では、医療費は日本の医療費よりも高くなっています。 それに加えて、当然、日本の保険証は使えないため医療費が10割負担となり、現地での医療費はものすごく高額になってしまいます。 アメリカなどでは盲腸の手術で数100万円かかった…などと聞いたことがある方も多いと思います。
例えば、人気の海外旅行の定番となっているハワイの医療費などもとても高額です。 数日の入院で数100万円以上の入院費、手術をすればさらに数100万円と、公的医療保険のすすんだ日本だと考えられないくらいの費用が掛かってしまいます。
以上のことから、万一の事故や病気に備えて海外旅行へ行く際は、海外旅行傷害保険に絶対的に加入しておくべきものでしょう。
海外旅行傷害保険は、クレジットカードの保険サービスの一つとして多くのカードに付帯しています。
年会費が無料のクレジットカードであっても、最高2,000万円程度の補償がついた海外旅行傷害保険が付帯しているカードもあります。 さらに、年会費有料のゴールドカードやプラチナカードであれば、最高5,000万円から1億円までの補償を受けることができるものまであります。
任意保険を加入する場合には、例えば、ハワイへの6日間の旅行では、3,000円程度の費用がかかってきます。
海外旅行に行くたびに任意の保険に加入する手間と費用を考えると、海外旅行傷害保険の付帯したクレジットカードを持っていることは大きなメリットになります。
海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードには大きく分けて2種類のカードがあります。
自動付帯の場合はその名の通り、クレジットカードを持っているだけで無条件で保険が適用されます。
利用付帯の場合は、旅行代金や航空券などの費用をカード決済することで、保険が適用されます。日本出国前に利用した公共交通機関(電車・バス・タクシーなど)の料金や現地での交通機関利用料金をカードで払った場合も適用されます。
クレジットカードを複数持っている場合の補償はどのようになっているのでしょうか。
結論は、「カードを複数枚持っている場合、付帯保険は合算できる」です。
病気やケガの治療費に関するものは合算できます。
例えば、病気やケガの治療費の補償が100万円、100万円、50万円と3つのカードを持っていた場合、上乗せして250万円までの補償を受けることができます。任意保険にも加入している場合も同様に上乗せすることができます。
つまり、海外旅行傷害保険の付帯しているクレジットカードを複数枚持つことで、さらに補償を充実されることができるようになるわけです。海外旅行傷害保険が自動付帯のクレジットカードであれば、複数枚持っているだけで補償の充実ができることになります。
死亡や後遺障害に関する保険は合算ができない
注意点としては、死亡や後遺障害に関しては、保有している複数のカードなかで補償金額の最高額が適用されます。
例えば、死亡保障2,000万円のカードと5,000万円のカードを持っている場合には、5,000万円のカードの補償のみ受けることができます。
死亡・後遺障害に関する補償以外は、保険金額は上乗されると覚えておきましょう。
海外旅行傷害保険とクレジットカードについてまとめてみました。
海外旅行では必須の海外旅行傷害保険ですが、クレジットカードのサービスの一つとして、保険が付帯されているものが多いです。 任意の旅行保険に入る手間や費用を考えると、海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードは断然お得です。
特に自動付帯のクレジットカードだと、決済に関係なく持っているだけで保険に加入というのはメリットですね。複数枚のカードを持つことで補償も合算されますので、保険内容をさらに充実することもできる注目のポイントです。
クレジットカードを保有するもことで付いてくる旅行傷害保険はすごくメリットの大きいものですね。