日付:2019-08-13 カテゴリ:クレジットカードの基本
ネットショッピングなどで決済時にクレジットカード番号を入力します。 カード表面の中央にある14~16桁の数字がクレジットカード番号になります。
このカード番号ですが、ランダムに決まっているのではなく、実は、発行会社や国際ブランドによる違いなどそれぞれ意味のある番号になっています。 今回は、クレジットカードの番号の構成や意味についてみていきましょう。
クレジットカードのカード番号は、カード1枚ごとに固有の番号になっていて、同じ番号のカードは他にはありません。たとえ家族カードでもカード番号は違う番号になっています。
カード番号は、ランダムに決まっているわけでもなく、カード会社が好き勝手に番号をつけているわけではありません。 ISO/IEC 7812というキャッシュカードやクレジットカードなどの国際規格により、クレジットカードの番号は決まっています。
クレジットカード番号は14~16桁の数字になっていますが、国際ブランドごとに桁数が違っています。
VISA、MasterCard、JCBの16桁に比べると、American Expressは15桁、DinersClubは14桁と数が1桁、2桁少なくなっています。
カード番号の最初の6桁の数字は、発行者識別番号「IIN」( Issuer Identification Number)または、銀行識別番号「BIN)(Bank Identification Number)といいます。
発行者識別番号は、クレジットカードを発行している会社を識別するための番号になっています。 つまり、クレジットカード番号の最初の6桁の数字でクレジットカードの発行会社がわかるということになります。
特に発行者識別番号の1桁目の最初の数字は主要産業識別子「MII」(Major industry identifierの略)といいます。 この最初の1桁目の数字である主要産業識別子で、カードの国際ブランドがわかります。
6桁の数字で、例えば「三井住友カードの発行するVISAカード」ということがわかることになります。
カード番号の7桁目から最後の1つ手前の数字までを、「会員口座番号」といい、カード会員個人を識別するための番号になっています。
最後の1桁の数字は「チェックデジット」といい、クレジットカードの番号が正しいか・間違っているかを確認するための番号になっています。 Luhnアルゴリズムという計算式で、入力したクレジット番号が正しいかチェックする機能を持っていいます。
ネットショッピングなどで、入力した番号にミスがないかを確認できるための数字ということですね。(100%の確率で入力ミスが判明するわけでは無い)
クレジットカードの番号はそれぞれに意味のある数字になっています。桁数や最初の数字だけで国際ブランド・発行会社がわかってしまいます。
クレジットカードの番号のちょっとした豆知識として覚えておくのも面白いと思います。一度、自分の持っているカード番号を見て、国際ブランドや発行会社ごとに違った番号を確認してみましょう。