日付:2019-08-14 カテゴリ:クレジットカードの基本
クレジットカードの保険として広く知られているのは海外旅行傷害保険ですが、クレジットカードの保険としてショッピング保険が付帯しているカードもあります。
ゴールドカード以上のランクのカードの場合は、ほとんどがショッピング保険が付帯していますが、年会費無料のカードでもショッピング保険が付帯しているカードもあります。 カードで購入した商品の補償を受けることのできるショッピング保険ですが、補償が適用されるには条件や補償対象外の商品もあります。
今回は、ショッピング保険について詳しく見ていきましょう。
ショッピング保険とは、クレジットカードで購入した商品の破損や盗難を補償してくれる保険です。 カードで購入した商品の代金や、修理代金を補償してくれるとってもありがたい保険です。
ショッピング保険は、カード会社によって呼び名が変わってきます。三井住友なら「お買物安心保険」、アメックスなら「ショッピング・プロテクション」、JCBなら「ショッピングガード保険」などなど。
紛失や置忘れ、配送中の事故などは補償の対象外となっています。
カードで購入した商品のすべてがショッピング保険の対象になるかというと、商品券や自動車、食料品などは対象外となります。 以下は、ショッピング保険の対象にならない商品の例です。
カード会社、カードごとに補償となる対象商品が異なりますので、注意が必要です。
例えば、携帯電話やスマートフォンが対象外のカードが一般的には多いですが、 アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブは、iPhoneなどのスマートフォン、ノートパソコンも補償の対象となっています。
ショッピング保険の補償を受けるにあたり、クレジットカード売上票のお客様控えや購入店の領収書、レシートが通常は必要となっています。
万一の場合に備えて、領収書やお客様控えを保管しておきましょう。
ショッピング保険が適用される条件が、カード、カード会社により異なっていますので注意が必要です。
例えば、ショッピング保険が適用される場所ですが、海外でのショッピングのみを対象としたショッピング保険のカードもあります。 また、分割払いや、リボ払いで購入した商品のみが、ショッピング保険の対象というカードもあります。
もちろん、国内・海外どちらでも補償されたり、カード購入のみが条件というクレジットカードもあります。 自分のカードにいついて確認することが重要です。
ショッピング保険の補償金額は、一般カードの場合であれば年間で100万程度まで、ゴールドカードやプラチナカードになると300~500万円程度に設定されていることが多いです。
例えば、三井住友カードの場合、一般カードである三井住友カードでは、年間100万円まで、ゴールドカードであれば年間300万円までとなっています。
また、補償を受けるにあたり自己負担金がかかるのが一般的です。 自己負担金は1事故につき、3,000円というケースが多いですが、3,000円~10,000円程度の幅があります。
多くのクレジットカードの補償期間は、購入日から90日間で設定されている場合が多いです。 カード会社によって異なりますので、自分のカードを確認してみるのがいいでしょう。
例えば、三井住友カードは、元々の補償期間は90日間でしたが、2019年6月1日以降は購入日および購入日の翌日から200日間に大幅に期間が延びています。
ここまでショッピング保険についてみてきました。
ショッピング保険付きのクレジットカードで商品を購入しただけで、万一の場合に補償を受けることができます。 現金で購入したものが、万一、破損や盗難の被害にあっても、何の補償を受けることができません。
特に、高額な商品を購入する場合には、ショッピング保険付きのクレジットカードで購入した方が万が一の時にも安心ですね。