主要7大電子マネー徹底比較。使いやすい電子マネーは?

日付:2019-06-25  カテゴリ:電子マネー

電子マネーは支払い時に端末にかざすだけでキャッシュレスで買い物ができる便利なシステムです。支払いの時に現金のやり取りをしなくても済むのでスマートでスピーディーです。

電子マネーはクレジットカードと似ていますが、審査が不要で気軽に所持できるメリットがあります。電子マネーは多数ありますが、使いやすさや、どのような特徴があるのか気になりますよね。主要7社の電子マネーを分かりやすく解説します。

電子マネーは大きく分けて2種類

世の中の主要7社の電子マネーは、Suica、PASMO、楽天Edy、WAON、nanaco、QUICPay、iDですが、今回はこちらのそれぞれの特徴を見ていきましょう。 電子マネーを大きく2つに分けると、「プリペイド型(先払い)」と「ポストペイ型(後払い)」の2つに大別できます。

「プリペイド型(先払い)」の電子マネーは、Suica、PASMO、楽天Edy、WAON、nanacoになります。事前に一定金額をチャージして使う電子マネーです。

プリペイド型は、その都度チャージしないといけない、残高を確認する必要があるといった面がある一方、クレジットカードが無くても使えるといった面があります。

「ポストペイ型(後払い)」の電子マネーは、QUICPay、iDになります。事前のチャージが必要なく、クレジットカードと紐づけて使うことで支払いを後払いにする電子マネーです。

ポストペイ型は、事前チャージの必要がないので残高確認の必要がないといった面がありますが、使いすぎてしまうことやクレジットカードが必要という面があります。

それでは、次にそれぞれ特徴ごとにみていきましょう。

交通系電子マネーSuica、PASMO

・Suica(スイカ)

電車やバスなどの交通機関を利用する機会が多い方は、JR東日本の電子マネーSuicaを持っておくと便利です。交通系ICカードのパイオニアとしてナンバー1の普及率があり、首都圏以外でも使用できる相互利用エリアが多いためSuica1枚で全国各地を移動することができます。新幹線でも利用できる区間があり、出張や旅行にはSuicaがあれば心強いですね。

交通以外にも加盟店で電子マネーの利用ができるところがSuicaの強みです。主要なコンビニの全てで利用が可能ですし、駅以外にもセブンイレブンでチャージできるため非常に利便性の高い電子マネーです。

・PASMO(パスモ)

首都圏の私鉄・バス交通事業者により、発行されるPASMO。交通系ICカード全国相互利用サービスが開始されたのに伴って、Suicaその他、首都圏以外にも全国で利用拡大して利便性は拡大。

PASMO自体にはポイントが貯まりませんが、PASMO付きのクレジットカードと合わせることで、ポイントが貯まります。代表的なクレジットカードとしてはTo Me Cardやソラチカカードなどがあります。クレジットカードにすることで、乗車ポイントを貯めることができるのも特徴です。

ポストペイ型電子マネーiD、QUICPay

どこでも使える!使用できる店舗数ならiDとQUICPayがオススメ! 電子マネーは、使用できる店舗とできない店舗があります。数社の電子マネーを所持して使い分ける方法もありますが、なるべく1つで済ませたい場合にはiDとQUICPayが加盟店が多くオススメです。

・iD(アイディ)

iDはNTTドコモの電子マネーです。電子マネーが普及しだした当初、いち早く展開したため使用できる店舗数が44万店以上とトップクラスの多さを誇っています。その他にも、支払い方法が、事前にチャージするプリペイド型・即時引き落としのデビット型・後日まとめて引き落としのポストペイ型の3つから選ぶことができるという特徴を持っています。iD搭載のクレジットカードなどを使用することで、dポイントを貯めることができます。100円で1ポイント貯まるので、還元率が1%と高めなのもメリットです。

・QUICPay(クイックペイ)

QUICPayはJCBの電子マネーです。JCBは国際ブランドのため加盟店が24万店以上と多く使いやすいのが特徴です。QuicPayはクレジットカードと連動して使用するポストペット型の電子マネーですが、JCBのクレジットカードと連動すると高いセキュリティを得られるというメリットがあります。1回の使用額は上限が2万円ですが、これは1回の支払いについてですので2万円を超えなければ何回でも使用することができます。使用できる店舗が限られますが、QUICPay+(クイックペイプラス)という機能拡張サービスを申し込めば2万円以上の使用も可能になります。

WAONとnanacoは毎日のお買い物に最適!

電子マネーの中でもWAONとnanacoは普段のお買い物に活躍してくれます。どちらもチャージして使用するプリペイド型の電子マネーなので、使用可能な金額を自分で調節することができます。レジにカードをタッチするだけで支払いができ、お釣りを受け取る必要がないので子供でも簡単に使用できるというメリットがあります。

・WAON(ワオン)

WAONはイオングループの電子マネーです。無記名で誰でも購入することができ、イオングループのスーパーやミニストップなど様々な場所で使うことができます。WAONポイントは通常200円で1ポイント貯まりますが、5のつく日はポイントが2倍、毎月10日はポイントが5倍になるなどの特典が豊富なためポイントを貯めやすい利点があります。イオン系列のお店で買い物をする機会が多い方にぴったりです。

・nanaco(ナナコ)

nanacoはセブン&アイ・ホールディングスの電子マネーです。セブンイレブンやイトーヨーカドーをよく利用する方は、nanacoを持っておくことをオススメします。他のコンビニ各社のポイントカードはポイントをためるだけのものがほとんどですが、nanacoは電子マネーの機能が付いているので支払いとポイントの加算が1枚で同時にでき、とてもスムーズです。200円で1ポイントたまりますが、ボーナスポイントの対象商品があったり、ポイント2倍などのキャンペーンを頻繁に開催していたりしますのでポイントを比較的容易に貯めることができます。さらに、税金や公共料金の支払いにも使用ができるというメリットもあります。

ネットショッピングに強い楽天Edy!

・楽天Edy(楽天エディ)

ネットショッピングが好きな方には、大手である楽天ブランドの電子マネー楽天Edyがおすすめです。楽天市場など楽天サービスを利用することでポイントを効率よく貯めることができるからです。ポイントは200円で1ポイント貯まります。ポイント増量キャンペーンが開催されますので、そのタイミングを狙って買い物をすると、よりポイントを獲得しやすいです。実店舗でもキャッシュレス決済に対応しているお店のほとんどで使用ができ、利用できる範囲が広いという特徴も持っています。

電子マネーは賢く使い分けよう!

電子マネーにはそれぞれ特徴があり加盟店も様々なため、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがオススメです。作ってはみたものの使う機会があまりないというような失敗を避けるためにも、よく利用する店舗や交通手段から対応している電子マネーを選択しましょう。また、複数の電子マネーを組み合わせて使用するのもいいですね。